こんにちは、博士くんです。
今回も、過去に制作した「創作作品」を紹介させていただきます!
換気扇で吸う朝のタバコ。
火を消して消えるタバコ。
消してもなお、生き続けるタバコ。
もう一度消しても、生き続けるタバコ。
タバコにも命がある。
生きたい分だけ、ケムリを思いっきり吐け!
最後のタバコは、僕と一緒に死んだ。
【博士くんのコメント】
作品タイトルは、「タバコ」です。
病気によるストレス、そして、病気が原因で一変してしまった生活に馴染めないストレスを、当時、僕はタバコという相棒と多くの時間を過ごすことで和らげようとしていました。
ある日、いつものようにタバコを吸っては消し…を繰り返していたのですが、ふと、消そうとしてもなかなか消えないタバコを見て、「嗚呼、こいつにも命があるのか…」って、感慨にひたったんですよね…。
さっきまで、確かに赤く燃え、たくさんの煙を出していたのに、もう今は死んでしまったのか!なんて考えちゃったんです。
このクレヨン画シリーズを描いている頃は、最も苦しい時期だったので、自分の辛い気持ちがタバコだけでなく、日常の様々なものに映し出されていた気がします。
一方で、自分が辛い体験をすることで、「新しい自分」が育ち始めていた時期だったのかも?と今では思います。
以前の相棒とは、もうだいぶ前に縁を切って、すっかりタバコの煙を毛嫌いしている今(元喫煙者あるあるですね…笑)、「深呼吸」を新たな相棒として迎え入れたのですが、まだまだ僕の方が未熟で、ここぞ!という時に上手く深呼吸をすることができないでいます。
でもいつか、今こそ落ち着くんだ!って時に、自然と深呼吸ができるようになって、心を落ち着かせてくれる、よき相棒にできたらいいなぁって思います。
その時は、この絵のように、深呼吸して吐いた息がハート型になっていることをぼんやり期待しています…。
▼過去に掲載した作品も見ていただけたら嬉しいです!
こちらは「消しゴムハンコ」作品。
▼こちらは、過去にブログに掲載した「創作一覧」です。