アラフォー、無職、うつ病主夫の “終わりなき旅”

うつ(気分変調症)により無職となり、主夫として生活する博士くんが発信する日々のあれこれ。

【創作】秋の雨

こんにちは、博士くんです。

今回も、過去に制作した「創作作品」を紹介させていただきます!

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文、イラスト:博士くん作

 

今日は雨。

車で朝のドライブ。

タバコが必要な朝。

 

こころも今朝から、いや、昨日から雨。

しばらく晴れそうにない雨。

 

答えはしばらく先。

それまではずっと雨。

悲しい雨。

 

誰にも言えない気持ち。

居場所がない朝。

一人の朝。誰もいない。

 

人を傷つけた分だけ、すべて自分に返ってくる。

答えなんて出ない。

でもいつかは待っている。

 

悲しい雨…

 

 

【博士くんのコメント】

作品タイトルは、「秋の雨」です。

なんか暗い…(苦笑)。

憂うつ感とか、孤独感とか、自責の念とかで頭がいっぱいな感じ…ですね(汗)。

もちろん今でもそういう感情を抱くことはありますが、この時ほど重たいものではなくなってきたように思います。

 

病状が最も悪かったこの時期、僕は、こうして絵を描いたり、文章を書いたりすることでなんとか心を保とうとしていたのかもしれません。

きっと、傘の内側に雨が降る絵を描いてしまうほど、心が雨漏りしていたのでしょう。

 

10年ほど前の作品なので、文中の “ 答え ” が意味するところを、僕自身すっかり忘れてしまっていますが、この絵を描いた当時の(つまり、随分前の過去の)悲しくて、どうしようもできない気持ちを「あんまり覚えていない」というのは、実はちょっと良いことなんじゃないか?と考えていたりします

 

辛い渦中にいる時は、本当に苦しい…。

それは間違いない。

でも、苦しい過去はあっても、時間とともに少しずつ癒され、その時よりはまだマシだと思えている今があるんです。

まだ治療中の身ではありますが、「なんか暗い…」と言えるってことは、それだけ回復してきた証しでもあるような気がしました。

 

実を言うと、「止まない雨はない」とか「明けない夜はない」という言葉、今まであんまり好きじゃなかったんですが、今日その言葉が初めて身に染みたというか、腑に落ちました。

 

 

▼過去に掲載した作品も見ていただけたら嬉しいです!

こちらは「消しゴムハンコ」作品。 

hakase.hatenablog.jp

 

▼こちらは、過去にブログに掲載した「創作一覧」です。

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