ここ数ヶ月、映画三昧の日々です。
だいたい週に3~4本は観ています。
感動で思わず涙してしまうこともあれば、正直ちょっと期待外れ…という作品もありますが、それはそれで映画の面白さというもの。
ちなみに、今日観た作品は、どちらかというと後者だったのですが、どんな作品にも必ず気づかされることはあるもので、あまり面白くなかったと思う作品の中にも、人生のヒントは隠されていました。
今日感じたことは、「人間、肩書きじゃない」ってこと。
そんなのとっくに分かっていたつもりだったのですが、僕はこれまで人を(もちろん自分のことも)、仕事や学力、裕福かどうか、何かを成し遂げた成功者であるかどうかで判断していたことが多かったように思うのです。
僕の場合、もし病気になっていなければ、こんな価値観のまま生きていたかもしれません。
そう思うとゾッとしますが、人間「どう生きているか」ってことの方が、遥かに大事であることにようやく本気で気づいたようです。
その昔、「天才たけしの元気が出るTV」という人気お笑い番組がありました。
幼い頃の僕は、毎週この番組を欠かさず見ていたのですが、一時期この番組に登場していた、「エンペラー吉田」というお爺ちゃんがとても面白くて、大笑いしていたのを今でも覚えています。
子供だったので、単に彼の行動が面白くて、とにかくゲラゲラ笑って楽しんでいました。
そのエンペラー吉田さんが(もちろん本名は別にあります)、毎回出演の度に、ご自身の信念を語っていらしたことを、今日ふと思い出したのです。
その言葉とは、
『偉くなくとも正しく生きる』
です。
ただただ腹を抱えて笑っていた僕が、この歳になって、この言葉の意味を強く感じています。
あのお爺ちゃんは、とても素敵な人だったんだ!!そう感じています。
冷やかされたり、いじらている姿を見て笑っていた僕ですが、今頃になって、この言葉の深さを知ったのです。
あー、エンペラー吉田様!あなたはなんて素晴らしいお方なのでしょう!
どうか一言、言わせてください。
「素敵な言葉をありがとうございます!あなたこそ、真のラストエンペラーです!」
「今日から、私の信念はあなたの言葉、そう!『偉くなくとも正しく生きる』となりました。」