博士よ、最近君は、少々頑張りすぎていやしないか?
ワシの目にはそう映っておる。
頑張ることが悪いと言ってるんじゃない。
ただ、君が病気になった時のことを思い出しているんじゃ。
頑張って頑張って、自分をすり減らしてダウンしたんだぞ。
君が、今の状況をなんとかしようと、毎日努力していることは、よう知っとる。
朝は早くから起きて、散歩に出かけ、その後はパソコンでなにやら作業をしておるよな?洗濯や掃除も朝からやっておるようだし。
午前中に読書をしていること、午後はパソコンで作業をしていること、夕方になるとご飯支度をしておること、、、ワシは、全部見とる。
お前は、いったい、いつ休んでるんじゃ?
毎日そんな生活をしていたら、また体調を崩してしまうぞ。
稼げないから、家事をしっかりやらねば…という意識は理解できる。
だが、今のお前は、確実に無理をしておる。
そんな君を見かねて、ワシはこうして筆をとったんじゃ。
いいかい、君は、そこにいるだけで十分なんだぞ。
なんでも完璧にやらんでいいんだ。まあ、そうは言ってもお前のことじゃ、何事もきっちりやらないと気が済まんのじゃろう。
だがな、頑張り続けるのにも限度があるんじゃよ。
だから、毎日ほどほどを続けていく方が健康のためには良いんじゃ。
あまり根詰めないで、のんびり生きていったらいい。
生きていれば世の中なんとかなるもんじゃ。
ゆ~っくり、の~んびりするんじゃ。
今はそれだけ考えることだな。
大丈夫じゃ。心配せんでもいい。お前は大丈夫じゃ。きっと大丈夫じゃ。
過去の指導教授として、老婆心ながら一言言わせてもらった。
返事は不要じゃ。また書く。